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寺山修司記念館企画展2011-2012

寺山修司幻想写真館

『犬神家の人々』



 ●会期=2011年12月1日(木)2012年4月1日(日)

※月曜休館(祝日の場合は翌日) 12月29日〜1月3日年末年始休館

●開館時間:00〜17:00(入館は16:30まで)

●入館料  一般 500円(常設展の入館料含む)

●会場=三沢市寺山修司記念館エキジビットホール

    青森県三沢市大字三沢字淋代平116−2955

お問合せ:三沢市寺山修司記念館 tel.0176−59−3434

 

 「寺山修司幻想写真館 犬神家の人々」解説

 今回の企画展は、詩人、歌人、劇作家、映画監督、小説、評論、作詞、競馬エッセイなど、様々なジャンルを駆け抜けた寺山修司の写真家としての活躍を紹介します。

 写真家の森山大道、立木義浩、篠山紀信、沢渡朔、鋤田正義、須田一政らと写真や映画のコラボレーションを続けていた寺山修司は、1973年、突然カメラマンになろうと決意し、「アラーキー」こと荒木経惟に弟子入りしました。

 その後、ヨーロッパやイランの演劇公演の合間をぬっては写真撮影に取り組み、多くの作品が生み出されていきますが、寺山の写真は、日常の中から真実を切り取る作業ではなく、限りなく嘘の世界を創り込むことで生まれます。

 また、外国の古道具屋で売られていた古い絵葉書に興味を覚えた寺山は、自分で撮った写真をハガキ大の印画紙に焼き付けて退色させ、そこに不思議な手紙文を書きつけ、さらに、世界中から集めてきた豪華な切手を貼り、よごれやシミをシルクスクリーンで印刷し、わざわざ特注して作らせたスタンプを押し、偽絵葉書を作成しました。

1974年には、ギャルリーワタリ(現:ワタリウム)で、初の写真展「寺山修司幻想写真館 犬神家の人々」を開催。偽絵葉書シリーズは、東京ビエンナーレに出品。

 寺山の最初の写真集『犬神家の人々』は1975年に発表され、その成果はフランスの写真雑誌「ZOOM」にも特集記事が掲載されるなど、大きな反響を呼びました。1976年から78年には、ヨーロッパ各地で「寺山修司◎幻想写真展」を巡回開催。

 やがて「天井棧敷新聞」や、演劇理論誌「地下演劇」の表紙が寺山の写真作品で飾られるようになり、さらには平凡パンチの女優グラビアページの撮影も引き受けるなど、写真家としても旺盛な活動を行っていったのです。

 今回の企画展では、そうした寺山の撮影した「幻想写真」の数々を公開いたします。

 

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