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企画展示&イベント情報

寺山修司記念館  特別企画展 2024
「青女たち・女神たち  寺山修司の女性論」



●第1期:2024年6月11日(火)~12月1(日)
●第2期:12月10日(火)~2025年5月25(日)

●開館時間=9:00〜17:00(入館は16:30まで)

●休館日=月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)休館

●入館料=一般個人 550円(常設展330円+企画展220円)
一般団体 440円(20名以上)
高大生110円 小中学生60円  ※土曜日は、小中学生無料
※障がい者手帳呈示の場合、本人と介護者1名は全額免除

●会 場=寺山修司記念館エキジビットホール

●お問合せ=三沢市寺山修司記念館 tel.0176−59−3434
青森県三沢市大字三沢字淋代平116−2955




◆関連企画◆

小企画「追悼 唐十郎/新収蔵品展」

 企画展会期中併催



学芸員による企画展ギャラリートーク

2024年7月27日(土) 15-16:00

*寺山修司記念館開館27周年記念日。入館料をお求めの上、ご参加ください。


ナイトミュージアム

2024年10月11日(金) 17-20:00(最終入館19:30)
2025年 3月 8日(土) 17-20:00(最終入館19:30)

*気象条件により開催中止の可能性もございます。
当日、お電話や当館SNSで最新情報をご確認の上、お出かけくださるようお願いいたします。



    子供の頃から不思議に思っていたことがあります。
    それは、少年と少女、幼年と幼女、老人と老女という言葉があるのに、
    どうして、青年に対する「青女」という言葉がないのだろうか、ということでした。

                           寺山修司『青女論』 角川書店 1974年

1967年に劇団、演劇実験室「天井棧敷」を設立してから、ますます多忙を極めていった寺山修司は、多くの有能な女性たちの力を得て、創作に打ち込んでいきました。松竹歌劇・映画の女優から劇団のプロデューサーに転身、寺山作品を世に送り出すため奔走した九條映子(今日子)。16年間、劇団の看板女優を務め、天井棧敷の芝居のなかを生きた新高恵子。俳優本人の個性を戯曲のなかに取り入れる作品制作の手法は寺山演劇の特徴であり、芸術の女神の存在は欠かすことのできないものでした。
そして、忘れてはならないのが、寺山に母子という強力な主題を与え、愛憎の物語を繰り返し描かせることになる実母の寺山はつ。時代を象徴するミューズ、丸山(美輪)明宏に捧げられた戯曲「毛皮のマリー」は、母子もの会話劇の金字塔です。

『青女論』が書かれた50年前。成人女性を妻や母、あるいは労働力としての「職業婦人」という枠だけでは括れない時代の波がきていました。自分で考え行動し、時に強く時にしなやかに、選択していく女たちが表舞台に登場、新しく道を切り開こうと格闘していました。そんな社会の変化をいち早く、周囲の女性を通して、寺山は感じていたようです。

   このエッセーは、変りつつある時代感情の反映であり、
   いわば必然的な新しいモラルのための水先案内です。
   青女の皆さんが、このエッセーから、一つでも多くの「なぜ?」を見つけ出し、
   それへの答を、じぶんの日常の現実の中にさがしてくれればいい、と思います。

   時代は少しも生きやすくなってはおりません。
   問題は、今はじまったばかりなのです。
                                        『青女論』

本展では、写真家鋤田正義が撮った『青女論』のミューズを道しるべに、寺山修司と伴走した青女たち、女神たちにスポットを当てます。


寺山修司没後40年 特別企画展 vol.2
「ポスト・テラヤマ 1983-2023  寺山修司がいなかった40年」



●会期=2023年11月7日(火)〜2024年6月4日(火)

●開館時間=9:00〜17:00(入館は16:30まで)

●休館日=月曜(祝日の場合は翌日)

●入館料=一般個人 550円(常設展330円+企画展220円)
一般団体 440円(20名以上)
高大生110円 小中学生60円  ※土曜日は、小中学生無料
※障がい者手帳呈示の場合、本人と介護者1名は全額免除

●会 場=寺山修司記念館エキジビットホール

●お問合せ=三沢市寺山修司記念館 tel.0176−59−3434
青森県三沢市大字三沢字淋代平116−2955




◆関連企画◆

新刊『ブリーダーズ・ロマン』刊行記念トーク
「寺山修司が愛した馬たち/競馬史の舞台としての三沢」
島田明宏(作家)×佐々木英明(寺山修司記念館館長・詩人)

 日時:2023年12月24日(日)14:00~16:00
会場: 三沢市国際交流教育センター(三沢市三沢園沢230−1 )
*参加無料・予約不要
*有馬記念2023パブリックビューイング有り

  島田明宏『ブリーダーズ・ロマン』集英社文庫 12月20日発売予定



寺山修司記念館フェスティバル2024春

2024年5月4日(土) 修司忌
三上博史ライブ開催!

1983年5月4日午後0時5分、その心臓は鼓動を止めました。享年47歳。晩年は肝硬変が落とす死の影に脅かされながらも、命を燃やして創作活動に打ちこんでいました。いよいよドクターストップがかかると、演劇や映画を諦める代わりに、文筆業に専念するための10年が欲しいと主治医に訴えるようになります。しかし、願いが叶うことはありませんでした。
「生きているうちに、一つ位は自分の墓を立ててみたかった」と全歌集のあとがきに記し、辞世の句に「私の墓は、私のことばであれば、充分。」と付した寺山修司。死して肉体を失った後も、ことばとして存在し続けることを予言していました。その宣言どおり、彼のことばを求める人は引きも切らず、亡くなってからの40年間、著作は毎年刊行されています。
これまで、「いま寺山が生きていたら」という問いが際限なく繰り返されてきました。それは没後にあっても懐古ではなく、常に現在形で進行するものでした。近年、世界は、ポスト真実(Post-Truth)と呼ばれる、客観的な事実より感情や個人的な信念が社会を動かしていく新しいポピュリズムの時代を迎えました。


  あなたの訊ねる事実はなまもの。すぐに腐るわ。
  事実はすぐに風邪をひく。
  事実は身も口も軽く、蠅みたいにとびまわり、
  安いお金に身を売って、呼びもしないのに迷い込んでくる……
  ほうら、事実が死んだ!

                         レミング 1979年

この世から嘘と本当の区別がなくなったとき、虚実を巧みに行き来した寺山ならば何を言うだろうか。
私たちは、そのことばを待ち焦がれているのです。
あなたは、ポスト・テラヤマの今をどう生きますか?


寺山修司没後40年 特別企画展2023 vol.1
「手紙魔 寺山修司 - 魂のキャッチボール ー」



●会期=2023年4月18日(火)〜10月29日(日)

●開館時間=9:00〜17:00(入館は16:30まで)

●休館日=月曜(祝日の場合は翌日)
*9月19日、10月10日は火曜ですが振替で閉館します。

●入館料=一般個人 550円(常設展330円+企画展220円)
一般団体 440円(20名以上)
高大生110円 小中学生60円  ※土曜日は、小中学生無料

●会 場=寺山修司記念館エキジビットホール

●お問合せ=三沢市寺山修司記念館 tel.0176−59−3434
青森県三沢市大字三沢字淋代平116−2955




◆関連企画◆ アリバイ書簡
館内に設置された仮設ポストから自分宛てに手紙を出そう。自分自身の不在証明!



春の虹手紙の母に愛さるる
芯くらき紫陽花母へ文書かむ

中学・高校時代、実母と遠く離れて暮らした寺山にとって、母は手紙のなかの人でした。十代半ばから青年期にかけて続いた恩師との文通、全国の高校生俳人たちとの交流、売れっ子女優だった九條映子へのラブレター、晩年に発行していた「ニュースレター」など、膨大な数の手紙を書いています。極めつけは海外から自分自身に出した葉書。寺山は筋金入りの手紙魔でした。
他にも、『盲人書簡』と題した演劇や郵便を使った『書簡演劇』という演目、絵葉書に擬態させた写真作品群など、しばしば手紙をテーマに創作しました。谷川俊太郎さんと映像で交わした往復書簡、『ビデオ・レター』という最晩年の作品もあります。

近年、当館に寄せられる寄贈資料の大半は、寺山が送った手紙です。生前の寺山が書き送り、あちこちに散らばっている手紙が、没後40年を経た今、“配達”されてくるのです。海外から東京の自分宛てに手紙を書き、「アリバイづくり」を行っていた寺山。彼はまだこの世界のどこかにいて、気まぐれに手紙を送ってくる、そんな錯覚を覚えます。


みんなが行ってしまったら わたしは一人で手紙を書こう
言葉のキャッチボール、対話を大事にした寺山の創作の真髄がここにあります。


寺山修司記念館25周年記念 特別企画展 2022
「寺山修司のラジオドラマ」


チラシ表・裏

●会期=2022.6.7(火)~2023.4.9(日)

 第1期:2022.6.7(火)~11.27(日)/ 第2期:11.29(火)~2023.4.9(日)

●開館時間=9:00〜17:00(入館は16:30まで)

●休館日=月曜(祝日の場合は翌日)
年末年始[12月29日(木)~1月3日(火)]休館

●入館料=一般個人 550円(常設展330円+企画展220円)
一般団体 440円(20名以上)
高大生110円 小中学生60円  ※土曜日は、小中学生無料

●会 場=寺山修司記念館エキジビットホール

●お問合せ=三沢市寺山修司記念館 tel.0176−59−3434
青森県三沢市大字三沢字淋代平116−2955




◆ラジオドラマ朗読劇場
 *入館者・観覧無料

◎日時 各回14:00-14:30
8月28日(日)、9月25日(日)、10月30日(日)、11月27日(日)
12月25日(日)、2023年1月29日(日)、2月26日(日)、3月26日(日)

◎場所:寺山修司記念館エキジビットホール


早熟の文士として文壇に躍り出た寺山のキャリア草創期にあたる仕事が、ラジオドラマの脚本でした。
大学1年生だった18歳のときに短歌研究の新人賞に選ばれ、短歌界の内外で一躍注目の的となった寺山でしたが、しばらくして重い腎臓病に罹り、病院で3年半を過ごすことになります。しかし、医師から絶対安静と告げられながらも、さらに、俳句・短歌や詩などの短詩文だけでなく、さまざまな表現に挑んでいきます。一進一退の病状にあって、より加速していくこの創作意欲に応え、周囲の人たちもまた、病室に囚われた若き才能を励まそうと、入院期に彼の著作を3冊刊行しています。
病気を克服し退院した後には、彼の才能の良き理解者であった詩人の谷川俊太郎が、ラジオドラマのシナリオの仕事をするように勧めます。そして、最初に採用された「ジオノ・飛ばなかった男」が民放祭入賞、2作目の「中村一郎」で民放祭大賞をとります。このとき寺山23歳。大衆にとって、ラジオ・映画の文化が優勢で、テレビがそれに追随する時代でした。その3つのメディアを華麗に横断しながら、名実ともに表現者としての道を歩んでいくことになります。

20代に集中して取り組まれた仕事でありながら、実は、最も賞を獲得した分野がラジオドラマの脚本です。国内だけでなく国際的な放送賞でもグランプリに選ばれ、のちに主宰する劇団、演劇実験室「天井棧敷」が海外進出するきっかけにもなりました。寺山のラジオ台本には後の作品の萌芽が色濃く見られ、特に、天井棧敷ではそのシナリオを土台に舞台を創作しています。彼が描きたかった世界が凝縮され、原石のまま輝いているのがラジオドラマなのです。 ‘寺山修司’のすべては、ラジオドラマのなかにあったとも言えるでしょう。
また、同時期に脚本を手がけていたミュージカルの要素が取り込まれ、テンポの良いセリフ回し・高い音楽性、幻想からユーモア、ハードボイルドまで幅広い作風を味わえるのも寺山のラジオドラマの醍醐味です。今回は、脚本家自身が保管していた貴重な音源を中心にご紹介します。


映画公開50周年記念
特別企画展2021 vol.2「書を捨てよ町へ出よう」


チラシ表・裏

●会期=2021年10月30日(土)〜2022年5月29日(日)

●開館時間=9:00〜17:00(入館は16:30まで)

●休館日=月曜(祝日の場合は翌日)
年末年始[12月29日(水)~1月3日(月)]休館

●入館料=一般個人 550円(常設展330円+企画展220円)
一般団体 440円(20名以上)
高大生110円 小中学生60円  ※土曜日は、小中学生無料

●会場=寺山修司記念館エキジビットホール

●お問合せ=三沢市寺山修司記念館 tel.0176−59−3434
青森県三沢市大字三沢字淋代平116−2955


       

★関連企画A~C *各回とも事前予約者優先

A. 映画「書を捨てよ町へ出よう」上映会 ― 終了
日時:2021年11月20日(土)17:00〜19:30
場所:寺山修司記念館内  定員:20名(事前予約制) 観覧料:500円

 1971年/ATG/カラー/138分 ●サンレモ国際映画祭グランプリ
 製作・脚本・監督:寺山修司  撮影:鋤田正義
 音楽:下田逸郎/クニ河内/J・Aシーザー 他
 出演:佐々木英明/平泉征(成)/斎藤正治/新高恵子/丸山(美輪)明宏

B. 詩人鼎談
ハイティーン詩人たちの「書を捨てよ町へ出よう」 寺山修司からココア共和国まで
秋 亜綺羅 × 佐々木 貴子 × 佐々木 英明
日時:2022年3月26日(土)14:00〜16:00
場所:寺山修司記念館内  定員:20名(事前予約制)

C. 映画「書を捨てよ町へ出よう」スタッフ・出演者によるトークショー
[美術]榎本 了壱 × [主演]佐々木 英明
日時:2022年4月24日(日)14:00〜16:00
場所:寺山修司記念館内  定員:20名(事前予約制)

   

【事前予約について】 電話・FAX・メールのいずれかでお申し込みください。
   TEL:0176-59-3434(開館日9:00~17:00)
   FAX:0176-59-3440
   メール:shuji.terayama.museum@gmail.com

   申込事項:
   ①参加希望のイベントをアルファベット(A~C)で明記してください。
   ②参加者氏名(ふりがな)・年齢・住所・電話番号
   ③同伴者がいる場合は、同伴者の人数をお知らせください。
   ※展示・企画をご覧になる場合は、別途、入館料が必要です。
   ※17時より前に観覧をお済ませください。
   ※中学生以下のお子様は保護者の方とご参加ください。
   ※開催中止・変更がある場合は個別にご連絡します。


寺山の代表作のひとつ、映画「書を捨てよ町へ出よう」が公開されたのが1971年4月24日。今年で50年の節目である。撮影当時、22歳の青年だった「エイメイ」も古希を越えた。

寺山が遺した数々の惹句のなかでも、もっとも人口に膾炙(かいしゃ)した「書を捨てよ町へ出よう」。
この言葉をタイトルにもつ寺山作品は3つある。最初は1967年の評論集、翌年に舞台版初演、さらに翌年、1969年には約3ヶ月のロングラン公演が行われる。初期天井棧敷の転換点とも言えるこの作品は、時代性を色濃く反映し、そのエネルギーを取り込みながら膨張しつづけ、やがて、1971年の長編映画へと昇華していく。

もともとこの一節は、仏の作家、アンドレ・ジイドの散文詩Les nourritures terrestres(邦題『地の糧』または『地上の糧』)に着想を得たものである。寺山はジイドの作品に、10代後半に出会ったと思われ、「雑萃(ざっすい)」と題したアイディアノートにジイドの言葉を多数書き写している。そして、寺山の愛蔵書だった堀口大学訳『地上の糧』(角川文庫 1953年)は、現在は当館に収められている。

本展では、流れゆく時代感情を正確に切り取った「書を捨てよ町へ出よう」が象徴する寺山の表現哲学を、同名の評論集・舞台・映画それぞれの作品を追うことで明らかにしていきたい。

また、現代において一人歩きしている「書を捨てよ町へ出よう」というフレーズは、いまなお若者を煽動する旗印として使われる一方、寺山がこの言葉に託した真意が理解されているとは言い難い。しかし、寺山自身はたとえそれが誤読であっても、受け手がどのように作品を解釈し、考え行動するか、その作用をおもしろがっていた。 寺山が仕掛けた現象としての「書を捨てよ町へ出よう」がこれまでどのように社会で受容され、伝播してきたか。その全体像に迫る。


特別企画展2021 vol.1
「ジャパン・アヴァンギャルド ―アングラ演劇傑作ポスター展―」
   
   

    ★VR展示公開中 http://www.terayamaworld.com/vr/


チラシ表・裏

●会期=2021年4月6日(火)~10月24日(日)

                   *9月の臨時休館に伴い会期延長

●開館時間=9:00〜17:00(入館は16:30まで)

●休館日=月曜(祝日の場合は翌日)

●入館料=一般個人 550円(常設展330円+企画展220円)
一般団体 440円(20名以上)
高大生110円 小中学生60円  ※土曜日は、小中学生無料

●会場=寺山修司記念館エキジビットホール

●お問合せ=三沢市寺山修司記念館 tel.0176−59−3434
青森県三沢市大字三沢字淋代平116−2955


       

★ギャラリートーク
笹目浩之(ウルトラポスターハリスター/寺山修司記念館副館長)によるポスター解説です。

   終了 4/17(土) 11:00〜12:00
   中止 5/4 (火祝)15:30〜16:00 記念館フェス開催日
   終了 6/19(土) 11:00〜12:00
   終了 7/17(土) 11:00〜12:00
   中止 8/21(土) 11:00〜12:00
   中止 9/26(日) 11:00〜12:00
10/24(日) 11:00〜12:00 企画展最終日
*9月の臨時休館に伴い追加
*予約不要 当日展示会場にお越しください。

1960年代から70年代にかけて、世界の若者の既成の秩序に対する異議申し立てに同調するように日本の演劇界でも、新劇とはまるで異質な世界を創造することを目指した「アングラ演劇(小劇場運動) 」が勢いを持ち、寺山修司、唐十郎、鈴木忠志、佐藤信、串田和美らが、それまでにない実験的な舞台を繰り広げていきました。
この時代、舞台と相乗効果をもたらすユニークなビジュアル表現で観客の心を揺さぶったのが天井棧敷、状況劇場、黒テント、自由劇場などの「劇団の旗印」として登場したポスターの数々です。

このアングラ演劇のポスター群には、横尾忠則をはじめとして、粟津潔、赤瀬川原平、宇野亞喜良、金子國義、篠原勝之、平野甲賀、及部克人、串田光弘、及川正通、複本了壱、花輪和一、林静一、合田佐和子、戸田ツトムなど、多くの一流アーテイストが関わりました。
彼らの手掛けたポスターは、単なる公演告知の枠を越え、アングラ演劇の軌跡を鮮やかに示すとともに、日本が熱く燃えた時代を鋭く切り取り、それらのポスター自体が発するメッセージは時代を越え今も輝き続けています。現在も、このポスター群が、輝きを失わない理由の一つに、ポスターのデザイナーが実際の舞台の美術も担当した事があげられるでしょう。このポスター1 枚に舞台のトータルイメージが凝縮され、時にはそのデザインが舞台の演出にまで影響を与えたことも少なくありません。そんな作品を見ていると、今にもその舞台が蘇ってくるような興奮に包まれます。

演劇は、その時代を反映しながら上演されます。ポスターとはまさに時代の記憶装置、種々の情報を簡潔に伝達する広告媒体として重要な役割をもちます。そのデザインや印刷技術など、優れた商業美術としての側面も見逃すことができません。この展示が、演劇界の回顧とともに、現代舞台芸術の振興に寄与し、多くのみなさまにとって、情報メディアとしてのポスターの役割、また演劇そのものを活性化するツールとして、ポスターの可能性を再考する契機となれば幸いです。


特別企画展2020
「オリンピックと寺山修司 〜スポーツと芸術が交差するとき〜」

 
チラシ表・裏

●会期=第1期:2020年6月2日(火)〜11月1日(日)
第2期:2020年11月3日(火)〜2021年3月31日(水)

●開館時間=9:00〜17:00(入館は16:30まで)

●休館日=月曜(祝日の場合は翌日)
※12月29日(火)~1月3日(日)年末年始休館

●入館料=一般個人 550円(常設展330円+企画展220円)
一般団体 440円(20名以上)
高大生110円 小中学生60円  ※土曜日は、小中学生無料

●会場=寺山修司記念館エキジビットホール

●お問合せ=三沢市寺山修司記念館 tel.0176−59−3434
青森県三沢市大字三沢字淋代平116−2955





オリンピックの一番のテーマは「国の復権」ではなくて「人間の復権」なのだ


       「オリンピック『わが闘争』!」 寺山修司評論集『遊撃とその誇り』 1966 三一書房


寺山にとって、個人と国家、スポーツと芸術表現、肉体と論理という命題は、二律背反かつ二項対立の普遍テーマでした。

アジア初の五輪開催地となった東京オリンピック(1964年)は、日本にとって戦後復興を世界にアピールするための最高の舞台でした。開催に向けての大規模な都市開発は、街並みとそこに暮らす人々の生活を変貌させてゆきました。
クリーンで安全な東洋の大都市TOKYOを世界に印象づけた日本は、続く1970年の大阪万博でも成功を収め、先進国としての立場を確立していきます。

1962年から杉並区に住んでいた寺山は、目まぐるしく変化していく街を間近に見ていました。東京五輪の年の春に、変わりゆく「新宿荒野」を舞台として、月刊誌『現代の眼』に小説 「あ、荒野」の連載をはじめています。本作には、大きな潮流から零れ落ちていく、マイ ノリティのありのままの姿が描かれます。五輪とは、このうえない華々しさと引き換えに、社会に陰をもたらすものでもあったのです。その後、前衛演劇の旗手として世界に進出した寺山は自ら、その光と影を体験することになります。

本展では、寺山にとって初めて身近なものとなった1964の東京大会の体験から、自身の主宰する劇団とともに参加した1972年のミュンヘン・オリンピック芸術展示までを中心に、寺山とオリンピックの関わりについて紹介します。
近代オリンピックの栄光と影。その観察者であり、当事者でもあった寺山が、人類最大のスポーツの祭典をどのように評価し、表現したのでしょうか。スポーツ競技大会の文化 史とともに振り返ります。


特別企画展2019 vol.1
「寺山修司の1969 〜アジテーションの時代〜」

 

●会期=2019年4月13日(土)〜10月14日(月祝)

●開館時間=9:00〜17:00(入館は16:30まで)

●休館日=月曜(祝日の場合は翌日)
※ただし、8月6日(月)・13日(月)・20日(月)は開館

●入館料=一般個人 530円(常設展310円+企画展220円)
一般団体 430円(20名以上)
高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は、小中学生無料

●会場=寺山修司記念館エキジビットホール

●お問合せ=三沢市寺山修司記念館 tel.0176−59−3434
青森県三沢市大字三沢字淋代平116−2955


「もはや戦後ではない」という合言葉のもと、高度経済成長期へと突入していった日本。その勢いは、国際社会から「エコノミック・アニマル」と揶揄されるほどでした。東京五輪(1964)や大阪万博(1970)といった大規模な国際イベントを経て、先進国の仲間入りを果たします。
好景気に押されて増加した総人口が1億人を超えた1960年代後半。地方から都市へと大量の人がなだれ込み、多種多様な価値観や個性がぶつかり合う混沌の時代が訪れます。そして、その混沌から変革を求めて生まれた大きなうねりは、本流への強烈なアンチテーゼ、「カウンターカルチャー」と呼ばれ、多くの人たちの熱狂的な支持を集めました。
1969年、寺山の芸術は、カウンターカルチャーの真っただ中で、若者たちを扇動する台風の目でした。主宰する劇団、演劇実験室「天井棧敷」は、専用劇場を渋谷に開き、変容する街を形成するひとつのピースとなりました。
西ドイツの国際実験演劇祭に招かれ、劇団が初めて海外に行ったこの年。当時は、日本の劇団が海外で公演をすることはほとんどなく、正に快挙でした。演劇祭で大喝采を浴びた天井棧敷は、世界の前衛演劇の最前線に名を連ね、その後、毎年のように世界中を旅することになったのです。
寺山は、アメリカや西欧への滞在中に肌で感じた、社会の潮流や前衛文化の先端を冷静に批評し、自らの表現活動の糧にしていきました。世界の芸術家たちにとっては、東洋の異境、日本を代表するアーティスト、国内では世界基準の表現者として認知されていきます。日本と世界、世界と日本を繋ぐ文化の媒介者となったのです。
詩誌『現代詩手帖』での連載「暴力としての言語」(1968.1~1969.10)の中で、「パリで一ばんの詩人は『想像力が権力を奪う』と書かれたカルチェ・ラタンの壁である」と語った寺山。パリの五月革命を象徴するこの美しい落書きに倣い、自らの想像力で、あらゆる変革を志向していきます。
本展は、寺山にとっての転換点1969年を軸に、時代を観測する試みです。当時の人々や街の息吹きを感じていただければ幸いです。


寺山修司記念館20周年記念 特別企画展2017 vol.1『寺山修司とマンガ』

 
チラシ表・裏

●会期=2017年4月4日(火)〜2017年10月1日(日)
●開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
●入館料=一般 530円(常設展入館料含む)
                              一般団体 430円(20名以上)
                              高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は小中学生無料
●会場=寺山修司記念館エキジビットホール


 

 今回の企画展は寺山修司とマンガ家たちとのコラボレーション、そして漫画家たちを如何にして、自らのプロパガンダの旗手として取り込もうとしたかを検証する試みです。
 1967年、「週刊少年マガジン」に連載をはじめた『あしたのジョー』。その名脇役・力石徹の死は、社会的現象にまで発展。マンガキャラクターの「葬式」を執り行うという前代未聞の事態となりました。その葬式を企画し喪主を務めたのが寺山修司でした。さらに、寺山は、その後、放映されたアニメ版『あしたのジョー』の主題歌の作詩を担当。八木正夫が作曲し、尾藤イサオが歌ったオープニングテーマ「あしたのジョー」はあまりにも有名です。
 一方で、「花の24年組」と称された少女漫画家、萩尾望都さん・竹宮惠子さんらとのの交流もあった寺山修司。少女マンガの変革を予見していました。寺山は、竹宮さんの代表作である『風と木の詩』を取り上げ、「これからのコミックは、たぶん『風と木の詩』以後という呼び方で、かわってゆくことだろう」と評しました。
 そのほかに、前衛的漫画雑誌「ガロ」の作家、林静一・花輪和一らを天井棧敷のポスターに起用。上村一夫には、寺山監督映画作品『上海異人娼館』のマンガ化を依頼しました。本展で、その原画を世界初公開します。
 寺山修司がコラボレーションしたマンガ家たちの作品原画や寺山修司のマンガ論などを紹介します。
 また、関連イベントとして、5月の「寺山修司記念館フェスティバル2017/春」のなかで、寺山修司と親交の深かったマンガ家・竹宮惠子さんのトークショーを開催します。ご期待ください!




寺山修司記念館特別企画展2016 VOL.2『映画監督・寺山修司』

 
チラシ表・裏

●会期=2016年10月1日(土)〜2017年3月31日(金)
●開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
●入館料=一般 530円(常設展入館料含む)
                        一般団体 430円(20名以上)
                        高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は小中学生無料
●会場=寺山修司記念館エキジビットホール

☆学芸員によるギャラリートーク(展示解説)
日時:10/29(土)・12/3(土)・2/11(土祝)各13:30~

映画は世界を網膜の中に灼きつけるのではなく、網膜から " 世界をひきずり出す " のである
寺山修司「全映画 映画は二度現れる」より

 詩人、歌人、劇作家、小説家、評論家、作詞家、エッセイスト、映画監督、写真家と「職業は寺山修司」と名乗るほど、様々な顔を持っていた寺山修司。
 2013年はATG 3作品が初ブルーレイ化され、2015年の東京国際映画祭では、「TERAYAMA FILMS」特集上映。そして、2016年、寺山唯一の長編小説『あゝ、荒野』の映画化も決定、クランクイン!2017年秋ロードショー予定。
 本展では寺山修司直筆の映画企画書や当時の国内外ポスター、台本、スチール写真のほか、海外上映でのコーディネーターを務めた故ヒロコ・ゴヴァースのコレクションから貴重な関連資料も青森で初公開。『田園に死す』で意匠をてがけていた花輪和一による衣裳スケッチの原画や、劇中に登場する「犬神サーカス」看板、『草迷宮』劇中に登場する看板の現物など貴重な作品も展示。
 寺山映画の製作に関わる様々な資料から、映像の魔術師の魅力に迫る。



特別企画展2016vol.1
森山大道写真展 『裏町人生〜寺山修司』

[同時開催]
中居裕恭 追悼写真展『北斗の街―遡上の光景』

 
森山大道写真展チラシ表・裏

●会期=2016年4月5日(火)〜2016年9月25日(日)
●開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
●入館料=一般 530円(常設展入館料含む)
                    一般団体 430円(20名以上)
                    高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は小中学生無料 企画展のみの観覧はできません
●会場=寺山修司記念館エキジビットホール / 短歌の径(こみち)

☆関連企画☆
 三上博史ライブ「寺山修司・スポーツ版 裏町人生」
 日時:5月4日(水祝)15:00〜
 会場:寺山修司記念館 常設展示室
☆開催記念トーク☆ ※平成28年度寺山修司市民大学開講記念講座
 森山大道(写真家) × 町口覚(グラフィックデザイナー/パブリッシャー)
 × 笹目浩之(テラヤマ・ワールド代表/寺山修司記念館副館長)
 日時:8月6日(土)13:00〜
 会場:寺山修司記念館 屋外多目的スペース


 今春からの寺山修司記念館特別企画展として、森山大道写真展『裏町人生〜寺山修司』を開催いたします。
また、今年2月17日に急逝された、八戸市出身の写真家・中居裕恭さんの追悼写真展『北斗の街―遡上の光景』も同時開催します。

 長らく絶版となっていた寺山修司の隠れた名エッセイ集『スポーツ版 裏町人生』(1982)をイメージし、森山大道自身がプリントした膨大な写真。グラフィックデザイナーの町口覚がその中から厳選した写真とともに、『スポーツ版 裏町人生』から「拳闘」「競輪」「相撲」「競馬」「闘犬」をテーマに五篇を選び、綴った写真集『Daido Moriyama: Terayama』は、森山の写真と寺山の言葉が融合、呼応し、圧倒的な迫力をもって散っていったスポーツマンたちの裏町人生を謳いあげます。
 この度、この本の出版を記念して、森山大道の写真を寺山修司の言葉とともに展示します。ふたつの芸術が交わることで力強く生まれ変わった表現世界を体感してください。
 森山×寺山の最初の仕事は、寺山唯一の長編小説『あゝ、荒野』(1966)。森山さんは、初版本の表紙写真を担当しています。1968年には、森山さんが最初の写真集となる『にっぽん劇場写真帖』の言葉を寺山が担当。60年代の日本を、写真と言葉、それぞれの方法で切り取り、現実以上に生々しく激動の時代を表現しました。
 1971年に、三沢を訪れた森山さんは、代表作〈三沢の犬〉を撮影。森山×寺山×三沢の象徴として、『Daido Moriyama: Terayama』のカバー写真にも選ばれています。2011年には、寺山修司記念館で新装版『あゝ、荒野』(2005)の写真展を開催。当館での森山さんの展示開催は2回目となります。

 また、同時開催企画として、当館での展示準備を進めるさなか逝去された、写真家・中居裕恭さんの追悼写真展を開催いたします。中居さんの思いを継ぎ、『北斗の街―遡上の光景』として中居さんが撮影した約500枚の作品のなかから、40年来の親交がある森山大道さんが選定した写真約100点を展示します。
 今回は、寺山修司顕彰文学碑へと続く森の中の「短歌の径(こみち)」に、写真を展示するという今までにない試みでもあります。生涯、郷土・八戸と向き合い続け、震災後の東北に思いを寄せた、気骨の写真家・中居裕恭に出逢ってください。





中居裕恭 追悼写真展DM表・裏



生誕80年記念 特別企画展vol.2
『寺山修司の60年代 〜ガラクタのもっとも光り輝いていた時代〜』

 

●会期=2015年10月6日(火)〜2016年3月31日(木)
●開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
●入館料=一般 530円(常設展入館料含む)
                        一般団体 430円(20名以上)
                        高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は小中学生無料
●会場=寺山修司記念館屋エキジビットホール


寺山修司の生誕 80 年を記念して、特別企画展『寺山修司の60年代 〜ガラクタのもっとも光り輝いていた時代〜』を開催します。

本展は、寺山60年代の仕事と私生活との全体像を見渡しながら、その数多くの作品群に新たな光をあてる試みです。
1954年、寺山修司は念願の早稲田大学に合格して上京しました。しかし、その喜びもつかの間、突然ネフローゼを発病し、新宿社会保険中央病院に入院してしまいます。長い病床生活、死の淵から奇跡的に生還した彼を待っていたのは、激動の60年代の幕開けでした。
時代の波を真っ向から受けながら、寺山はひるむことなくエネルギッシュにあらゆるジャンルに挑み続け、その才能を爆発的に開花させていきます。
ラジオ、テレビ、映画など急成長するメディア媒体とともにあった寺山からは次々に膨大な数の作品群が生み出され続けました。また、彼はあらゆるジャンルの若き才能たちと出逢い、触発しあい、融合しながら、街や路地裏で、境界を越えたキメラのような芸術をつくりあげていきます。そのエネルギーのうねりは、やがて演劇実験室◎天井桟敷の旗揚げへと、むかっていったのです。
私生活では、憧れの女優・九條映子との恋と結婚という幸福な時間を迎えます。しかし、それは同時に、母はつとの深い亀裂と長い葛藤の日々への始まりでもありました。
家、国、伝統、常識への懐疑、反抗、抵抗。
世界にNo と言い出した同時代の若者たちのなかで、東京を、世界を、必死に追いかけていたはずの寺山は、いつしかそれらに追いつき、追い越し、やがて時代のアジテーターへと変貌していきます。
今回、青森県初公開となるのは、2013年に発見されたミュージカル「青い種子は太陽のなかにある」の直筆草稿。寺山がどのように劇をつくりあげていったのか、そな過程がよくみえる貴重な資料です。本作品は寺山生誕80年の今年、蜷川幸雄演出、亀梨和也主演で現代に甦り、1960年代に20代の寺山が世に投げかけた質問が50余年を経た今も古びていないことを証明してみせました。この時期はシナリオライターとして作品を量産し続けた寺山ですが、特にラジオドラマは世界的に高い評価を受け、後の天井桟敷芝居の重要な基盤となっていきます。そのラジオドラマ処女作の直筆原稿、60年代全著作本、写真家・森山大道らとの仕事など、ジャンルを越えて活躍した寺山作品を多角的な視点で展示します。
ガラクタがもっとも輝いていた疾風怒濤の60年代を駆け抜けた、若きテラヤマの日々。その軌跡をご覧ください。


【展示構成】
 1.劇作家デビュー 〜ミュージカル/言葉・音楽・身体の融合〜
 2.ラジオ・テレビ・映画  〜脚本家としての活躍〜
 3.恋と結婚・転機1964 〜「血と麦」から「田園に死す」〜
 4.街に戦場あり 〜「あゝ、荒野」、「競馬場へ行こう」〜
 5.演劇実験室『天井棧敷』誕生 〜見世物の復権と煽動者たち〜



寺山修司生誕80周年記念 企画展2015 Vol.1
『テラヤマ・ミュージック・ワールド』 〜寺山修司の音の世界〜

 

●会期=2015年4月4日(土)~9月30日(水)
●開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
●入館料=一般 530円(常設展入館料含む)
                        一般団体 430円(20名以上)
                        高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は小中学生無料
●会場=寺山修司記念館屋エキジビットホール

寺山修司の生誕 80 年を記念して、特別企画展『テラヤマ・ミュージック・ワールド〜寺山修司の音の世界〜』を開催します。

ミリオンセラー「時には母のない子のように」(歌:カルメン・マキ 作曲:田中未知)や「あしたのジョー」(歌:尾藤イサオ 作曲:八木正生)の作詞でも知られる寺山修司には、「ジャズを楽しむ本」(共編:湯川れい子1961)などの著作もあるように、音や音楽についての興味、また造詣の深さは並大抵のものではありませんでした。20代前半、ラジオドラマという耳を媒介とする仕事でつちかった音感は、やがて演劇実験室「天井棧敷」における『毛皮のマリー』(1967)や『新宿版・千一夜物語』(1968)公演の「選曲」という分野で花開いてゆくことになります。時代への嗅覚、ドラマツルギー、そして何よりも自分の書いた台詞をより美しく輝かせるために、古賀政男、M J Q、バッハ、ワーグナーといったあらゆるジャンルからの音楽を「選曲」し、音とひかりの融合、俳優の肉声と肉体の実在感を際立たせ、寺山独自の幻想的な舞台を作り上げることに成功したのです 。

日本の現代音楽の作曲家との共同作業も多く、高校生時代、俳句同人誌「天狼」でライバル関係にあった、作曲家・松村禎三とは戯曲デビュー作 『血は立ったまま眠っている』で組み、武満徹、山本直純、諸井誠、湯浅譲二など日本を代表する作曲家たちとラジオ、テレビ、映画を通じ、多くの作品を手がけました。

『網走番外地』などの音楽を手がけたジャズピアニスト・八木正生には『あしたのジョー』の作曲だけではなく、天井棧敷第4回公演『花札伝綺』の音楽も依頼していますし、古賀政男とはテレビの正月番組で共演し、美空ひばりを姉に、森進一を弟に見立てた作品を発表したほか、五木ひろしの『浜昼顔』をヒットさせたりもしています。

デザイナー、イラストレーター、映画監督として名を馳せる和田誠の、作曲家としての才能にも注目していた寺山は、天井棧敷第2回公演『大山デブコの犯罪』の作曲や、天井棧敷の主題歌を依頼しました。

『書を捨てよ、町へ出よう』の台本には「叩きつけるようなロック!」とト書きで指定してあります。黛敏郎司会の「題名のない音楽会」では作家でもあるギタリスト・深沢七郎と共演したり、寺山の音楽フィールドはロックからフォークロアまで無限のひろがりをみせています。

天井棧敷の特別公演、西武劇場(現:パルコ劇場)での最初の作品は、ベラ・バルトークの『中国の不思議な役人』でした。このとき音楽を担当したJ・A・シーザーは、バルトークの曲を巧みにアレンジして自分の作品に取り込んでいます。クラシック、ロックオペラ、また日本の浄瑠璃や歌舞伎といった伝統音楽への理解の深さ。自前の音楽家をようやく得た寺山は、シーザーを焚きつけ、もっと遠くへかれをいざないます。舞台版『書を捨てよ町へ出よう』を観て、 寺山の世界に飛び込んだJ・A・シーザーは当初、デザイナーを目指していました。しかし、寺山はかれの音楽的センスに目をつけ、作曲家になることを勧めます。以来、映画や演劇での寺山修司とJ・A・シーザーの関係は、イタリアの 映画監督フェリーニと作曲家ニーノ・ロータと比肩しうる強力な結びつきとなってゆきました。

今回の企画展では、寺山の仕事にかかわった数多くの音楽家たちの関連資料、 寺山修司作詞によるレコード、及びかれの愛蔵レコードなど、約230点の資料を一挙に展示します。音楽の世界でも、秀でた才能を発揮した寺山修司の、ミラクル・ミュー ジック・ワールドをご堪能ください。




寺山修司記念館フェスティバル2015/春
「修司忌/献花」
寺山修司へのオマージュ 「誰か故郷を想はざる」
三上博史ライブ「世界の涯てまで連れてって」
寺山修司遊びの劇場「ムシムシコロコロ・パークJr.」

 

●会期=2015年5月3日(日・祝)、4日(月・祝)、5日(火・祝)
●開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
●入館料=一般 530円(常設展入館料含む)
                              一般団体 430円(20名以上)
                              高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は、小中学生無料
                              ※屋外イベントのみの参加は無料。
                              ※荒天時の館内開催は入館料必要。
●会場=寺山修司記念館屋外多目的スペース、寺山修司顕彰文学碑

◎5月4日修司忌には、佐々木英明館長、三上博史さんによる
「寺山修司へのオマージュ!!」
寺山修司の命日「修司忌」を記念して、GWの5月3日~5日の3日間、毎年恒例の春のフェスティバルを開催します。

5月4日の「修司忌」には、寺山修司記念館館長の佐々木英明による「献花」(一般の方も参加出来ます。)と「寺山修司へのオマージュ 五月の序詞(うた)」が寺山修司顕彰文学碑で開催されます。元「天井棧敷」劇団員で、寺山修司監督映画作品「書を捨てよ、町へ出よう」(1971)の主役を務め、現在も青森で旺盛な詩人活動を展開している佐々木館長の構成・演出にご期待ください。青森大学の学生と舞踏家・福士正一さんも参加予定です。

そして、皆様お待ちかねの、三上博史さんのライブもあります。修司忌には「世界の涯てまで連れてって」で、寺山修司の音楽の世界を披露していただきます。開催中の企画展『テラヤマ・ミュージック・ワールド』と連動企画です。

また、人気抜群の「寺山修司遊びの劇場~ムシムシコロコロ・パークJr.」も登場します!! 寺山修司の多才な創作活動にインスパイアされたsimizzy(シミージー)の「ムシムシコロコロ・シリーズ」は、大人も子どもも楽しめます。

飲食屋台もでます。テラシュー、家出のするめなど、お楽しみいただけます。

ゴールデンウイーク、新緑に囲まれた記念館と広々とした屋外多目的スペースで、思いっきり楽しみませんか?
春のピクニック気分で周辺散策を楽しんだり、じっくりと展示をご覧いただいたりして、存分にフェスティバル、そして寺山修司記念館と周辺の自然を満喫していただければと思います。


■開催要項

「修司忌/献花」寺山修司命日
2015年5月4日(月・祝)13時から
会場 寺山修司顕彰文学碑(屋外無料/※荒天時の館内開催は有料)
一般の方も参加できます。

寺山修司へのオマージュ「誰か故郷を想はざる」
2015年5月4日(月・祝) 13時10分から
会場 寺山修司顕彰文学碑(屋外無料/※荒天時の館内開催は有料)
朗読 佐々木英明(寺山修司記念館館長/詩人)、青森大学演劇団「健康」、青森大学文芸部「幸畑文学」
舞踏 福士正一(舞踏家/オドラデク道路劇場主宰)
献花に引き続いての朗読と舞踏のパフォーマンス。

三上博史ライブ「世界の涯てまで連れてって」
2015年5月4日(月・祝) 14時から
会場 屋外多目的スペース(屋外無料/※荒天時の館内開催は有料)
出演 三上博史(俳優)、エミ・エレオノーラ(ミュージシャン)
三上博史さんの透明感のある深い声、エミ・エレオノーラさんとぴったり息の合ったライブをお楽しみください。

寺山修司遊びの劇場「ムシムシコロコロ・パークJr.」
2015年5月3日(日・祝)、4日(月・祝)、5日(火・祝)11時から15時まで
会場 屋外多目的スペース(屋外無料/※荒天時の館内開催は有料)
遊びとアート、寺山修司からの影響のもと、創作活動を開始した simizzy が、こどもたちに仕掛けた楽しくも心優しい誘惑! 親子で木製の遊具を体験してください。

※ 荒天時の場合は館内での開催になり、その際は有料となりますので、あらかじめご了承ください。




寺山修司記念館企画展2014 Vol.2
追悼!九條今日子展「きみが歌うクロッカスの歌」
~寺山修司と九條映子のラブレター~

 

●会期=2014年8月1日(金)~2015年3月29日(日)
●開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
●入館料=一般 530円(常設展入館料含む)
                              一般団体 430円(20名以上)
                              高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は小中学生無料 企画展のみの観覧はできません
●会場=寺山修司記念館屋エキジビットホール

2014年4月30日急逝した寺山修司記念館名誉館長の九條今日子を追悼し、偲ぶための企画展です。SKD(松竹歌劇団)から松竹映画の青春スターとして活躍した時代。寺山修司との出会い、そして結婚。演劇実験室天井棧敷の立ち上げから劇団解散までプロジューサーとして寺山の演劇活動を支え、死後、著作権継承者として記念館の設立に奔走し、つねに寺山修司とともにありつづけた九條今日子。その若き日、寺山とのあいだにかわされた「ラブレター」を中心に、感謝の気持ちを込め、九條今日子の生涯を振り返ります。

展示構成

1 九條映子時代
1935年10月22日、東京麻布に生まれ、三輪田学園を卒業したのち、松竹音楽舞踊学校を経て、SKD(松竹歌劇団)に入団、舞台デビューを果たした九條映子は、やがて松竹映画に移り、『花嫁雲に乗る』『黄色いさくらんぼ』などに出演、青春スタートして多くのひとを魅了します。ここでは、寺山と出会う前の、青春スター「九條映子」時代の資料を中心に展示します。

2 寺山修司との出会い、恋愛、新婚生活
1960年7月10日、松竹の映画監督篠田正浩さんから突然の電話。「エコ、出て来られない? 引き合わせたい男がいるんだ。エコちゃんのファンなんだって」。そうして紹介されたのが映画『乾いた湖』の脚本を担当していた新進のシナリオライター寺山修司でした。ここでは寺山との出会い、恋愛、そして結婚までの軌跡をふたりの往復書簡、数々のラブレターを中心に展示します。九條映子に捧げられた短歌「映子をみつめる」の中から一首。「わが家の見知らぬ人となるために水甕抱けり胸いたきまで」

3 演劇実験室「天井棧敷」のプロデューサー時代
1967年、寺山修司は世田谷区下馬の住居に演劇実験室「天井棧敷」を設立します。寺山をその気にさせた直接の動機は、早稲田の学生劇団「仲間」を主宰していた東由多加との出会いでした。東由多加演出の『血は立ったまま眠っている』に感動したふたりが、東の強い勧めもあって、演劇界への進出を決めたのです。ここから九條今日子のプロデューサー人生が始まります。天井棧敷全演劇公演の制作をつとめ、寺山との離婚後も、同志としての活動は途切れることなく、それは寺山が亡くなるまで続きました。

4 寺山修司没後から現在
1983年5月4日、寺山修司は47歳の若さで他界。劇団は解散。九條は「テラヤマ・ワールド」を設立、寺山の著作権管理者として、寺山修司記念館の創設に奔走し、残された寺山ファンのため、数多くの講演を重ね、寺山の業績をより多くのひとに知ってもらい、また理解してもらうよう飛び回ります。また、三沢市観光大使として「三沢まつり」にテラヤマ山車を参加させるなど、三沢市の文化、観光の発展にも寄与しました。九條今日子の講演ノートや著作、記念館創設までの資料を展示します。

5 九條今日子「猫」コレクション
無類の「猫」好きだった九條さん。海外公演の際、寺山といっしょに買い求めた可愛らしい猫グッズ。ほかに「花」切手のコレクションも合わせて展示します。

追悼! 九條今日子 「九條さん、お疲れさま」。これからは寺山さんとこれまでの苦労話に花を咲かせてください。いままでほんとうにありがとうございました。



「寺山修司記念館フェスティバル2014/夏」

 

本年4月30日急逝された九條今日子さんを偲び、今年の夏フェスは8月2日(土)と3日(日)開催します。

8月2日(土)
13時から14時
蘭妖子ライブ 九條さんへ捧げる「きみが歌うクロッカスの歌」
構成・演出:森崎偏陸
出演 : 蘭妖子(元・演劇実験室「天井棧敷」女優、歌手) エミ・エレオノーラ(ミュージシャン) 福士正一(舞踏家・オドラデク道路劇場)
九條さんがプロデューサーをつとめた演劇実験室「天井棧敷」の女優・歌姫だった蘭妖子さんの追悼ライブです。


14時から15時30分
トークショー「九條さん、ありがとう」
出演 : J・A・シーザー(演劇実験室「万有引力」主宰・演出家・作曲家) 蘭妖子 佐々木英明(寺山修司記念館館長)
演劇実験室「天井棧敷」の作品で寺山修司と共同演出、作曲を担当したJ・A・シーザーさん、蘭妖子さん、佐々木英明館長が、九條さんの思い出や、寺山修司を支えたプロデューサーとしての手腕などを語ります。


15時30分から16時30分
「映子を見つめる、ジャズの夕暮れ」
出演 : 1日だけの「クジョオ!スペシャルジャズバンド」
ジャズが好きだった九條さんへ、スタンダードなジャズ演奏を捧げます。


8月3日(日)
11時から21時
TERAYAMA MUSIC MUSEUM vol.5
出演 : TOMITY BEAT-PULP ヨシダダンススタジオ(キッズ)(ユキモト) RIDDLE BAD ASS inc HIROSSAI NAMI T.A.G MAYO SUGER モモ YU-MA 338FAMILA WEYM VAVALMAN FULL CONTACT 79 AS WE ENT 自然防衛軍 他(6月25日現在、追加出演者、出場順後日発表します)
地元の若手ミュージシャンに場所を提供し、かれらの表現を場を確保してあげたいと考えて始めた「TERAYAMA MUSIC MUSEUM」も今年で5回目になります。かれらも着実に成長し、ショーアップの仕方も年々上手になって来ていると感じます。ヒップホップ版「真夏の夜の夢」。若者たちの夢は尽きることがありません。今年も10時間ぶっ通しのコンサートです。みんなで盛り上げてやりましょう!


8月2日(土)3日(日)の両日、
「寺山修司遊びの劇場 ムシムシコロコロ・パークJr.」も同時開催されます。時間は11時から15時。
Simizzy(シミージー)が今年もアッと驚く新作を携えてやってきます。「自由と想像力、アートと遊び!」をキャッチフレーズに、次世代の寺山修司を育てよう。「百年たったら帰っておいで 百年たったらその意味わかる」。その百年後に立ち合うことができるのは、次の次の世代です。ぼくたちがこわごわ覗いた見世物小屋やサーカス。こどもたちにとっての寺山修司記念館がそのようなちょっとおどろおどろしい異空間であってくれればと願っています。若いお父さん、お母さん、頼みますよ。


※記念館フェスティバルはどれも屋外多目的スペースで開催されます。荒天時、ライブとトークショー、「ムシムシコロコロ・パークJr.」は館内開催、「TERAYAMA MUSIC MUSEUM」は中止となります(館内開催の場合は入館料が必要になります。ご了承ください)。「寺山修司記念館フェスティバル2014 / 夏」へのお問い合わせは寺山修司記念館(TEL0176-59-3434)へ。



「寺山修司演劇祭2014」

 

寺山修司ゆかりの地、青森県三沢市「星野リゾート青森屋」敷地内にて、今年も開催!
「寺山演劇」総本山、J・A・シーザー率いる演劇実験室「万有引力」が登場します!!

日時 2014年8月29日(金)・8月30日(土)
会場 星野リゾート 青森屋
入場無料(満員の際は入場を制限する場合もあります)


8月29日(金)・8月30日(土)

◎第1会場:公園内「旧渋沢邸中庭」
13時~16時

寺山修司遊びの劇場 ムシムシコロコロ・パークJr.
造形作家Simizzy(シミージー)の木製遊具と文化財旧渋沢邸のコラボレーション

13時~、14時~
旧渋沢邸ガイドツアー
日本経済の父と呼ばれた渋沢栄一とその一族の私邸をご案内します


◎会場内、時間未定
大庭れいじカンパニー
「真夜中のドア ~CALLING YOU~」
構成・演出=大庭れいじ 出演=大庭れいじ、澤居千佳子 ほか



8月29日(金)

◎屋内特設会場①:本館1階「じゃわめぐ広場」 15時開演
寺山修司記念館+青森大学
寺山修司へのオマージュ『五月の序詞(うた)』
構成・演出=佐々木英明
出演=青森大学演劇団「健康」、青森大学文芸部「幸畑文学」
舞踏=福士正一(舞踏家 オドラデク道路劇場)


◎屋内特設会場②:西館2階「天平閣」 19時開演(18時30分会場)
演劇実験室「万有引力」
寺山演劇ダイジェスト『百年たったら帰っておいで』
作=寺山修司 構成・演出・音楽・美術=J・A・シーザー
共同演出・脚本=髙田恵篤
出演=髙田恵篤、伊野尾理枝、小林桂太、村田弘美、岡庭秀之、演劇実験室「万有引力」俳優陣 ほか



8月30日(土)


◎屋内特設会場②:西館2階「天平閣」 15時開演(14時30分開場)
劇団赤い風
『星の王子さま』
作=寺山修司 監修=おきあんご 演出=坂田裕一
出演=畠山泉、嵯峨瞳、福田紋子、中山添誉、大森健一、佐藤結子、下国明日香、星佳奈 ほか


◎野外特設会場:公園内カッパ沼「浮見堂」 18時開演(17時30分開場)※荒天時は館内にて実施
J・A・シーザー野外コンサート
『山に上りて告げよ!』
出演=J・A・シーザー ゲスト=竹林加寿子、蜂谷眞未 ほか 演奏=Asian Crack Band 演出=髙田恵篤




寺山修司記念館フェスティバル2014/春
「修司忌/献花」
「寺山修司へのオマージュ 五月の序詞(うた)」
三上博史ライブ「競馬場で会おう」
「寺山修司遊びの劇場」

 

●会期=2014年5月3日(土・祝)、4日(日・祝)、5日(月・祝)
●開館時間=11:00~15:00
●入館料=一般 530円(常設展入館料含む)
                              一般団体 430円(20名以上)
                              高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は、小中学生無料
                              ※屋外イベントのみの参加は無料。
                              ※荒天時の館内開催は入館料必要。
●会場=寺山修司記念館屋外多目的スペース、寺山修司顕彰文学碑

◎5月4日修司忌には、佐々木英明館長、三上博史さんによる
「寺山修司へのオマージュ!!」
寺山修司の命日「修司忌」を記念して、GWの5月3日~5日の3日間、毎年恒例の春のフェスティバルを開催します。

5月4日の「修司忌」には、寺山修司記念館館長の佐々木英明による「献花」(一般の方も参加出来ます。)と「寺山修司へのオマージュ 五月の序詞(うた)」が寺山修司顕彰文学碑で開催されます。元「天井棧敷」劇団員で、寺山修司監督映画作品「書を捨てよ、町へ出よう」(1971)の主役を務め、現在も青森で旺盛な詩人活動を展開している佐々木館長の構成・演出にご期待ください。青森大学の学生と舞踏家・福士正一さんも参加予定です。

そして、昨年に引き続き、三上博史さんが春のフェスに参加します。修司忌には「競馬場で会おう」で、寺山修司の珠玉の競馬エッセイを披露していただきます。開催中の企画展『競馬場で会おう』と連動企画です。

また、人気抜群の「寺山修司遊びの劇場~ムシムシコロコロ・パークJr.」も登場します!! 寺山修司の多才な創作活動にインスパイアされたsimizzy(シミージー)の「ムシコロコロ シリーズ」は、大人も子どもも楽しめます。

飲食屋台もでます。テラシュー、家出のするめ、新商品「田園に歌詩集(カシス)」など、お楽しみいただけます。

ゴールデンウイーク、豊かな自然に囲まれた記念館と広々とした屋外多目的スペースで、思いっきり楽しみませんか?
春のピクニック気分で周辺散策を楽しんだり、じっくりと展示をご覧いただいたりして、存分にフェスティバル、そして寺山修司記念館と周辺の自然を満喫していただければと思います。


■開催要項

「修司忌/献花」寺山修司命日
2014年5月4日(日・祝)13時から
会場 寺山修司顕彰文学碑(屋外無料/※荒天時の館内開催は有料)
一般の方も参加できます。

寺山修司へのオマージュ「五月の序詞(うた)」
2014年5月4日(日・祝) 13時10分から
会場 寺山修司顕彰文学碑(屋外無料/※荒天時の館内開催は有料)
朗読 佐々木英明(寺山修司記念館館長/詩人)、青森大学演劇団「健康」、青森大学文芸部「幸畑文学」
舞踏 福士正一(舞踏家/オドラデク道路劇場主宰)
献花に引き続いての朗読と舞踏のパフォーマンス。

三上博史ライブ「競馬場で会おう」
2014年5月4日(日・祝) 14時から
会場 屋外多目的スペース(屋外無料/※荒天時の館内開催は有料)
出演 三上博史(俳優)、エミ・エレオノーラ(ミュージシャン)
三上博史さんの透明感のある深い声、エミ・エレオノーラさんとぴったり息の合ったライブをお楽しみください。

寺山修司遊びの劇場「ムシムシコロコロ・パークJr.」
2014年5月3日(土・祝)、4日(日・祝)、5日(月・祝) 11時から15時まで
会場 屋外多目的スペース(屋外無料/※荒天時の館内開催は有料)
遊びとアート、寺山修司からの影響のもと、創作活動を開始した simizzy が、こどもたちに仕掛けた楽しくも心優しい誘惑! 親子で木製の遊具を経験してください。

※ 荒天時の場合は館内での開催になり、その際は有料となりますので、あらかじめご了承ください。




寺山修司記念館企画展2014 Vol.1
「競馬場で会おう」

 

●会期=2014年4月5日(土)~2014年7月27日(日)
●開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
●入館料=一般 530円(常設展入館料含む)
                              一般団体 430円(20名以上)
                              高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は、小中学生無料
●会場=寺山修司記念館屋エキジビットホール


「職業は寺山修司」、その全仕事のなかで、ひときわ異彩を放つ一群の作品がある。それが18年間にも渡ってスポーツ紙の片隅に書き継がれた「競馬エッセイ」である。競馬場の片隅で、風に吹かれながら浪漫的亡命者を夢想していた孤独なギャンブラー、血の祝祭、血統論者たちの見果てぬ純粋数理の夢。「レース前の馬は、いわばただのけだものである。けだものたちは、故郷を記憶する」と記した寺山自身、そして名もない大衆が幻視する故郷、たんぽぽの綿毛飛ぶ草原。敗れ去る馬たちとささやかな家族にさえ「仮の姿」としてしか記憶されない消えてゆく男たち。スシ屋の政がいる。トルコの桃ちゃんがいる。寺山のまなざしは、失われた故郷、忘れ去られる宿命にあるひとたちへとそそがれる。今一度立ち止まってみよ。大地を駈け抜ける馬群に、一瞬の幻聴かもしれない歓声をあげているのはだれか。「競馬場で会おう」、それは丸めた競馬新聞を頭上に掲げ、笑みをたたえた寺山からの「さよなら」の挨拶だったかもしれないではないか。ギャンブラーとしてではなく、文人としてでもなく、大衆のひとりとして競馬と向きあった寺山修司。今回の企画展では、寺山が遺した数々の競馬エッセイをひもとき、大衆が大衆として存在していた時代、そのさびしき荒野を振り返ろうとするものである。

寺山修司が生前書き残した競馬エッセイ全著作、およびそのために書かれた生原稿。スシ屋の政やトルコの桃ちゃんが登場する、報知新聞の人気コラム「旅路の果て」「風の吹くまま」の切り抜き。ハイセイコー、テンポイントに捧げる詩。寺山修司、秘蔵の馬切手コレクション。中央競馬会製作のCMフィルム。競走馬とのツーショット写真などなど、今企画展は、寺山が生きた時代の息吹きが伝わってくるような多数の展示品で構成されています。



寺山修司没後30年記念企画展2013 Vol.3
「寺山修司の言葉展」

 

●会期=2013年11月30日(土)~2014年3月30日(日)

●開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)

●入館料=一般 500円(常設展入館料含む)
                              一般団体 400円(20名以上)
                              高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は、小中学生無料

●会場=寺山修司記念館屋エキジビットホール

主催=三沢市寺山修司記念館/テラヤマ・ワールド/ポスターハリス・カンパニー
共催=三沢市/寺山修司五月会/イー・エム・デザイン株式会社
後援=三沢市商工会、(一社)三沢市観光協会、公益社団法人三沢青年会議所、東奧日報社、
                  デーリー東北新聞社、陸奥新報社、朝日新聞青森総局、河北新報社、産經新聞社青森支局、
                  毎日新聞青森支局、共同通信社青森支局、読売新聞青森支局、青森放送、青森テレビ、
                  青森朝日放送、エフエム青森、コミュニティラジオ局BeFM、青森ケーブルテレビ
首都圏宣伝:ポスターハリス・カンパニー

「言葉の錬金術師」と呼ばれた寺山修司は、生前、俳句、短歌、詩、小説、戯曲、エッセイなどの分野でほとんど無数とも思えるほどの言葉を残しました。それらの言葉はこんにち、多くのひとたちのこころに響き、勇気づけ、また考えさせ、ときにはふっと笑わせ、ひとの世を生きてゆく困難に出会ったとき、その進むべき指標を与えつづけています。

ひとびとを感化し、こころを揺さぶり、創造力を駆り立てるひとつの言葉。

今回の展覧会は、あらゆるジャンルで活躍するトップクリエイターたちが寺山修司の言葉にインスパイアされた作品を発表します。クリエイターの視座から、時代の価値観によって変遷し、視覚的に表現された寺山修司の言葉をご覧ください。


■作品出品者

D[di:]作家・イラストレーター  大日本タイポ組合 グラフィックデザイナー  えぐちりか アートディレクター・アーティスト  e.m. ジュエリーデザイナー  FUGAHUM FUGAHUM デザイナー  伊藤勝 インテリアデザイナー  柿木原政広 アートディレクター  神原秀夫 プロダクトデザイナー  Kim Songhe アーティスト  黒田潔 イラストレーター  成田久 アーティスト、資生堂アートディレクター  スズキタカユキ suzuki takayuki デザイナー  武田双雲 書道家  津村耕佑 FINAL HOME ファッションデザイナー  山田遊 バイヤー・クリエイティブディレクター



寺山修司没後30年記念
「寺山修司演劇祭2013」

 

寺山修司ゆかりの地、青森県三沢市「星野リゾート青森屋」敷地内にて、没後30年記念最大のイベントが行われます!!

日時 2013年9月22日(日)・9月23日(月・祝)
会場 星野リゾート 青森屋
入場無料(満員の際は入場を制限する場合もあります)


9月22日(日)


◎第1会場:旧渋沢邸 12時から19時

寺山修司遊びの劇場 ムシムシコロコロ・パークJr.
造形作家Simizzy(シミージー)の木工遊具と文化財旧渋沢邸のコラボレーション


◎第2会場:本館1階「じゃわめぐ広場」

12時から
寺山修司演劇祭2013 開会宣言
佐々木英明(三沢市寺山修司記念館館長)


12時05分から
寺山修司記念館+青森大学
寺山修司へのオマージュ『懐かしのわが家』
構成・演出=佐々木英明
出演=青森大学演劇団「健康」、青森大学文芸部「幸畑文学」(筒井志帆、柴田葵、吹田拓也、吉田彩香、木村菜摘、金城真麗乃、堀内友貴、齊藤啓、海沼有沙)
舞踏=福士正一(舞踏家 オドラデク道路劇場)


◎第3会場:西館2階「天平閣」

12時30分開場(13時開演)
実験演劇集団 風蝕異人街
『新版 青森県のせむし男』
作=寺山修司 構成・演出=こしばきこう
三味線=鶴賀伊勢一郎 舞踏=夕湖
出演=三木美智代、堀紀代美、骨折、平野たかし、丹羽希恵、上村聡、山本美里、石橋玲、延原香沙音


15時30分開場(16時開演)
劇団☆A・P・B‐Tokyo
『毛皮のマリー』
作=寺山修司 演出=高野美由紀
出演=浅野伸幸、高野美由紀、マメ山田、保村大和、飯塚美花、他


◎第4会場:公園内カッパ沼「浮見堂」

17時30分開場(18時開演)※荒天時は館内実施
全出演劇団によるフィナーレ
野外音楽劇『醒めて、歌えよ!』
作=寺山修司 構成・演出=佐々木英明 環境美術=かがわやすゆき
出演=佐々木英明、昭和精吾、実験演劇集団 風蝕異人街、劇団☆A・P・B‐Tokyo、青森大学演劇団「健康」、青森大学文芸部「幸畑文学」、他
舞踏=福士正一、夕湖
演奏=[コスモス]千葉貴弥(ボーカル)、中畑和宏(ギター)、工藤洋岳(ギター、アコーディオン)、藤島圭憲(ベース)、宮田剛(ドラムス)


9月23日(月・祝)

13時30分から15時

◎第2会場:本館1階「じゃわめぐ広場」

ワークショップ発表
あおもりげいじゅつ林間学校―文学・演劇編―



寺山修司没後30年
「寺山修司記念館フェスティバル2013/夏」

 

寺山修司没後30年、今年の夏フェスは8月3日(土)と4日(日)、テーマは「寺山修司の素顔」です。そのときどき、場面場面で、さまざまな表情を見せた寺山修司のほんとうの「素顔」って? ゲストの方々が寺山修司の素顔に迫ります。

8月3日(土)
13時から13時50分
三上寛ライブ 「寺山修司を追いかけろ!」
出演 : 三上寛(ミュージシャン) 福士正一(舞踏家) 佐々木英明(寺山修司記念館館長)
寺山修司、泉谷明(詩人)の影響で現代詩を書きはじめた三上寛。「犯されたら泣けばいい」「青森県北津軽郡東京村」など、唸るような、叫ぶような土着フォークが、甘い同棲生活を歌った四畳半フォーク世代の度肝を抜き、一大センセーションを巻き起こしました。そして、三上寛の「怨歌」はいまも健在です。年輪を重ね、円熟を拒否するかのように、よりアナーキーに、より抒情的に、三上寛は日常の安寧に身体を預けたあなたのこころに指を突きつけます。コラボは福士正一の「正ちゃんダンス」、佐々木館長の詩朗読。


14時から15時
トークショー「寺山修司の素顔」
出演 : ハービー・山口   (写真家) 三上寛 九條今日子(寺山元夫人) 佐々木英明
ハービー・山口さんは、「寺山修司の素顔を唯一撮ったカメラマン」として、最近また違った意味での脚光を浴びています(別冊太陽『寺山修司』の表紙など)。ハービーさんの写真には飾らない寺山修司がいます。柔和な微笑みを浮かべる寺山修司、好奇心あふれる眼差しで世界をみつめる、少年のようにあどけない寺山修司。ハービーさんはどのような気持ちで寺山にカメラを向けたのか? なぜ寺山はハービーさんに素顔を晒せたのか? 興味は尽きません。寺山とは同郷同根の三上寛と佐々木館長、また寺山夫人として行動をともにした九條今日子のお話も聞き逃せません。


8月4日(日)
11時から21時
TERAYAMA MUSIC MUSEUM vol.4
出演 : モモ 338FAMILA WEYM 上北・東北HIPHOP少年団 CHARA BAD ASS inc J.K.DELIC NAMI ヨシダダンススタジオ他(6月27日現在、追加出演者、出場順後日発表します)
地元の若手ミュージシャンに場所を提供し、かれらの表現を場を確保してあげたいと考えて始めた「TERAYAMA MUSIC MUSEUM」も今年で4回目になります。かれらも着実に成長し、ショーアップの仕方も年々上手になって来ていると感じます。ヒップホップ版「真夏の夜の夢」。若者たちの夢は尽きることがありません。今年も10時間ぶっ通しのコンサートです。みんなで盛り上げてやりましょう!

8月3日(土)4日(日)の両日、
「寺山修司遊びの劇場 ムシムシコロコロ・パークJr.」も同時開催されます。時間は11時から15時。
Simizzy(シミージー)が今年もアッと驚く新作を携えてやってきます。「自由と想像力、アートと遊び!」をキャッチフレーズに、次世代の寺山修司を育てよう。「百年たったら帰っておいで 百年たったらその意味わかる」。その百年後に立ち合うことができるのは、次の次の世代です。ぼくたちがこわごわ覗いた見世物小屋やサーカス。こどもたちにとっての寺山修司記念館がそのようなちょっとおどろおどろしい異空間であってくれればと願っています。若いお父さん、お母さん、頼みますよ。


※記念館フェスティバルはどれも屋外多目的スペースで開催されます。荒天時、ライブとトークショー、「ムシムシコロコロ・パークJr.」は館内開催、「TERAYAMA MUSIC MUSEUM」は中止となります(館内開催の場合は入館料が必要になります。ご了承ください)。「寺山修司記念館フェスティバル2013 / 夏」へのお問い合わせは寺山修司記念館(TEL0176-59-3434)へ。



寺山修司没後30年記念企画展2013 Vol.2
「ハービー・山口写真展―寺山修司と出会ったロンドン―」

 

寺山修司の素顔を唯一撮ったカメラマン、ハービー・山口

1973年から約10年間、パンクからニューウェーブへ移行しようとするロンドンで過ごしたハービー・山口さん。ミュージシャンを中心に記録した写真が高く評価され、1985年、写真集『LONDON』を出版、写真家としての名声を確立しました。
寺山修司との最初の出会いは1975年のロンドン。以後、たびたび海外遠征でヨーロッパを訪問する寺山との親交をさらに深め、ときには「写真家寺山修司」と激論を戦わすことも。
1981年、一枚のポートレイトを携え、寺山の前に立つハービーさんに、寺山はこう声を掛けます。
「へぇー、こういう写真が撮れるなら、もう食べて行けるでしょう」
このことばに、「はじめてプロとしての自覚が芽生えた」とのちのハービーさんは語っています。市井に暮らすひとびとにあたたかい眼差しを注ぎ、つねに「希望」をテーマに人間を撮りつづけるハービーさん独自のスタイルは、寺山との出会いから生まれたものとも言えます。
今回の写真展では、ミュージシャン、「天井棧敷」の海外公演、寺山と劇団員のプライベートタイム、1969~73年にかけての学生運動の記録写真などを展示します。「寺山修司の素顔」を撮った唯一のカメラマン、ハービー・山口さんのモノクローム写真の前に立ってみてください。あなたなら何と声を掛けてあげられますか?


会期 2013年8月1日(木)から~11月24日(日)
会場 寺山修司記念館エキジビットホール
入場料 一般500円(常設展入館料含む)
お問い合わせ 三沢市寺山修司記念館 TEL.0176-59-3434

寺山記念館×三沢バー コラボ企画 第2弾!!
三沢市内のバー[Cabs、BackBlock、Hive Zapp RedNote 矢蔵]でも、ハービー・山口さんの写真が楽しめます。
詳細は、http//misawa‐web.com/terayama/


ハービー・山口 Herbie Yamaguchi
1950年、東京都出身。中学2年生で写真部に入る。大学卒業後の1973年、ロンドンに渡り、10年間を過ごす。折からのパンクロックやニューウエーブ・ムーブメントに遭遇、デビュー前のボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。そうしたなかで撮影された、生きたロンドンの写真が高く評価された。帰国後も福山雅治など、国内アーティストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている。写真発表の傍ら、エッセイ執筆、ラジオ、テレビのパーソナリティー 、さらには布袋寅泰のプロジェクト「ギタリズム」では作詞家として参加している。CAPA(学習研究社)、カメラライフ(玄光社)の月刊フォトコンテスト、よみうり写真大賞の審査員、上野彦馬賞の選考委員を務める。2011年度日本写真協会作家賞受賞。



寺山修司没後30年
寺山修司記念館フェスティバル2013/春

「修司忌/献花」
「寺山修司へのオマージュ 懐かしのわが家」
三上博史ライブ「ロング グッドバイ~寺山修司に捧ぐ~」
「寺山修司遊びの劇場」

 

●会期=2013年5月3日(金・祝)、4日(土・祝)、5日(日・祝)
●開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
●入館料=一般 500円(常設展300円+企画展200円)
                              一般団体 400円(20名以上)
                              高大生100円 小中学生50円  ※土曜日は、小中学生無料
                              ※屋外イベントのみの参加は無料。
                              ※荒天時の館内開催は入館料必要。
●会場=寺山修司記念館屋外多目的スペース、寺山修司顕彰文学碑


主催=三沢市寺山修司記念館/テラヤマ・ワールド/ポスターハリス・カンパニー
共催=三沢市/寺山修司五月会
後援=三沢市商工会、三沢市観光協会、公益社団法人三沢青年会議所、東奧日報社、
                  デーリー東北新聞社、陸奥新報社、朝日新聞青森総局、河北新報社、産經新聞社青森支局、
                  毎日新聞青森支局、一般社団法人共同通信社青森支局、読売新聞青森支局、青森放送、青森テレビ、
                  青森朝日放送、エフエム青森、コミュニティラジオ局BeFM、青森ケーブルテレビ
首都圏宣伝:ポスターハリス・カンパニー



◎5月4日修司忌には、佐々木英明館長、三上博史さんによる
「寺山修司へのオマージュ!!」


寺山修司没後30年を記念して、GWの5月3日~5日の3日間、毎年恒例の春のフェスティバルを開催します。

5月4日の「修司忌」には、寺山修司記念館館長の佐々木英明による「献花」(一般の方も参加出来ます。)と「寺山修司へのオマージュ 懐かしのわが家」が寺山修司顕彰文学碑で開催されます。元「天井棧敷」劇団員で、寺山修司監督映画作品「書を捨てよ、町へ出よう」(1971)の主役を務め、現在も青森で旺盛な詩人活動を展開している佐々木館長の構成・演出にご期待ください。青森大学の学生と舞踏家・福士正一さんも参加予定です。

そして、寺山没後30年ということで、三上博史さんが初めて春のフェスに参加します。修司忌に「懐かしの我が家~寺山修司に捧ぐ」で、寺山修司への思いを歌っていただきます。

また、人気抜群の「寺山修司遊びの劇場~ムシムシコロコロ・パークJr.」も登場します!! 寺山修司の多才な創作活動にインスパイアされたsimizzy(シミージー)の「ムシコロコロ シリーズ」は、大人も子どもも楽しめます。

飲食屋台もでます。テラシュー、家出のするめ、新商品「田園に歌詩集(カシス)」など、お楽しみいただけます。

ゴールデンウイーク、豊かな自然に囲まれた記念館と広々とした屋外多目的スペースで、思いっきり楽しみませんか?
春のピクニック気分で周辺散策を楽しんだり、じっくりと展示をご覧いただいたりして、存分にフェスティバル、そして寺山修司記念館と周辺の自然を満喫していただければと思います。



■開催要項

◆「修司忌/献花」寺山修司命日

5月4日(土・祝) 13時00分より
◎献花

      寺山修司作詞の「戦争は知らない」の曲とともに、一般の方も参加出来ます。
●会場:寺山修司顕彰文学碑(※荒天時は館内実施)

5月4日(土・祝) 13時10分より
◎寺山修司へのオマージュ「懐かしのわが家」

      朗読 佐々木英明(寺山修司記念館館長/詩人)
      青森大学演劇団「健康」
      青森大学文芸部「幸畑文学」
      舞踏 福士正一(舞踏家・オドラデク道路劇場)
●会場:寺山修司顕彰文学碑(※荒天時は館内実施)

5月4日(土・祝) 14時00分より
◎三上博史ライブ「ロング・グッドバイ~寺山修司に捧ぐ~」

      出演:三上博史(俳優)、エミ・エレオノーラ(ミュージシャン)
●会場:屋外多目的スペース(※荒天時は館内実施)


◆寺山修司遊びの劇場「ムシムシコロコロ・パークJr.」

5月3日(金・祝)、4日(土・祝)、5日(日・祝) 11:00 – 15:00
自由と想像力とアートと遊び!不思議と自然、経験と体験と表現!
寺山フェス恒例のファミリー大人気企画。
「ムシムシコロコロ」「ムシムシコロコロJr」 「つみきドミノ大作戦」
「モクウェイ」「ウッドランチ・ピクニックバスケット」他
●会場:屋外多目的スペース(※荒天時は館内実施)

■寺山修司(てらやましゅうじ)
1935年12月10日、青森県生まれ。18歳で短歌研究新人賞特選「チェホフ祭」を受賞し、歌壇に鮮烈にデビューする。60年処女戯曲「血は立ったまま眠っている」が劇団四季で上演され、「乾いた湖」(監督:篠田正浩)で初めての映画シナリオを手がける。67年には横尾忠則、東由多加、九條映子らと演劇実験室「天井棧敷」を結成。海外でも多数公演を行い高い評価を得た。詩人、エッセイスト、小説家、評論家、作詞家、映画監督、劇作家、競馬エッセイなども。1983年5月4日47歳で急逝。1997年、多感な少年時代を過ごした青森県三沢市に寺山修司記念館開館。2013年は、没後30年で、国内外で寺山修司関連のイベントが多数開催される。

■佐々木英明(ささきひであき)
1948年、青森県・平内町出身。詩人
1968年県立青森高校を卒業し、寺山修司が主宰する演劇実験室「天井棧敷」に参加。舞台「書を捨てよ、町へ出よう」、映画「書を捨てよ、町へ出よう」、「邪宗門」、「阿片戦争」他に出演。1972年、天井棧敷退団。
1987年帰郷。現在は、詩作に励みつつ、朗読会、演劇、講演などの活動を精力的につづけている。詩集、「愛について」(1993年)、「心を閉ざす」(1996年)、「刈株集」(2010年)がある。2012年4月より三沢市寺山修司記念館館長。

■Simizzy(シミージー/清水一忠)
 造形作家。1969年神奈川県生。木を素材とした作品を中心にして家具、舞台美術オブジェ、住宅デザイン、体験型オブジェ「ムシムシコロコロ・シリーズ」のパフォーマンス、寺山修司展(2000年)のための天井棧敷公演「百年の孤独」舞台模型製作、演劇実験室◎万有引力の舞台美術協力、寺山修司◎劇場美術館1935-2008会場設計オブジェ製作、など各方面で活躍している。
http://www.simizzy.com

■福士正一(ふくししょういち)
舞踏家。1953年青森県生まれ。オドラデク道路劇場主宰。1983年にスタジオ「生成空間オドラデク」を新設。劇場やギャラリーなどの空間にとどまらず、市場や商店街、分校や農家など様々な日常に緩やかに乱入し、風景を舞台にそこに暮らす人々を観客に踊る「オドラデク道路劇場」を展開る。1997年度青森県芸術文化奨励賞受賞。 2011年、NHK「熱中時間」に「舞踏熱中人」として取り上げられ全国に反響を呼んだ。
http://blog.goo.ne.jp/shochan-dance/



寺山修司没後30年記念企画展2013 Vol.1
「寺山修司の原稿と本 ―寺山修司の直筆原稿と生前全著作― 」

 

寺山修司記念館、4月からの企画展は、寺山修司没後30年を記念して、「寺山修司の原稿と本 ―寺山修司の直筆原稿と生前全著作―」をお届けいたします。

1983年5月4日、寺山修司はわずか47歳の若さで、肝硬変に腹膜炎を併発してこの世を去りました。俳句、短歌、詩、小説、評論などの文学者として、演劇、映画、写真などを通じて時代のアジテーターとして、あらゆるジャンルに膨大な足跡を残しながら、不意に消えて行った寺山修司。絶筆となった「墓場まで何マイル?」には、こう記されています。

「私は肝硬変で死ぬだろう。そのことだけは、はっきりしている。だが、だからと言って墓は建てて欲しくない。私の墓は、私のことばであれば、充分。」

自分の死を予期し、なお「ことばのひと」としての矜持を失わなかった寺山修司にとって、書くこと、表現とはなんだったのかをあらためて問い直したいと思います。あとに残された者の哀惜の思いと愛をこめて。

今回の企画展では、第一作品集『われに五月を』(1957年)から『ニーベルンゲンの指環・ラインの黄金』(1983年)まで、寺山修司生前の全著作187冊(編著/翻訳を含む)を一堂に会します。

その一冊一冊が、いわば寺山修司の墓標とも云うべきものであり、そのおびただしい数の墓標に、涙して手を合わせるもよし、抱きつくもよし。今回は展示品をガラスケースに収めてしまうのではなく、だれもが手に取ってページを捲れるような展示方法にしようと思っています。静かなたたずいの、清冽な気合に充ちた図書館をイメージしていただけたらと思います。何冊かご紹介しましょう。

たとえば処女作『われに五月を』には以後の寺山文学のエッセンスがすべて詰め込まれています。また『ガリガリ博士の犯罪帖』では単なる戯曲集の枠をはみ出し、演劇そのものを書物にしようと試みたものです。宇野亜喜良さんと組んだ、フォア・レディース・シリーズでは、文章のみならず、造本・装幀も含め、本そのものが少女の純情に訴えかけるような仕組みがいっぱい、粟津潔さんが装幀した『地獄篇』には、何故か蝋燭と火縄が付録としてついてきます。このように、寺山の「本」は、書物であることを超え、読者を挑発する「武器」として存在しようとしたのではないかと思われます。

直筆原稿も初公開のものがあります。天井棧敷旗揚げ公演「青森県のせむし男」の台本、最後のパリ公演「奴婢訓」の台本と箱書きなどがそうです。他にも演劇、映画、出版関連の直筆原稿を多数公開いたします。


        書くことは速度でしかなかった 追い抜かれたものだけが 紙の上に存在した

        読むことは悔悟でしかなかった 王国はまだまだ遠いのだ

        「書かれた詩句」以上に 「消された詩句」の方が 人の心を打つこともあるのだ


「寺山修司の原稿と本」は、あなたを謎の王国へ導くことができるか、「書かれた詩句」はあなたのこころに浸透し、「消された詩句」は、ほんとうにあなたのこころに通底するのか。ぜひ、記念館に足をお運びいただき、実物を手に取って、ゆっくり寺山修司のぬくもりを感じてください。

会期 2013年4月6日(土)から~7月28日(日)
会場 寺山修司記念館エキジビットホール
入場料 一般500円(常設展入館料含む)
お問い合わせ 三沢市寺山修司記念館 TEL.0176-59-3434



今企画展の関連イベントは以下の通りです。

「修司忌/献花」寺山修司命日
2013年5月4日(土・祝)13時から
会場 寺山修司顕彰文学碑(屋外無料/館内有料)
寺山修司が作詞した『戦争は知らない』の曲が流れるなか、だれもが野の花一本を手に参加できます。

寺山修司へのオマージュ「懐かしのわが家」
2013年5月4日(土・祝) 13時10分から
会場 寺山修司顕彰文学碑(屋外無料/館内有料)
朗読 佐々木英明(寺山修司記念館館長/詩人)、青森大学演劇団「健康」、青森大学文芸部「幸畑文学」
舞踏 福士正一(舞踏家/オドラデク道路劇場主宰)
献花に引き続いての朗読と舞踏のパフォーマンス。「私の書く詩のなかにはいつも家がある」と、家への屈折した思いを、終生書きつづけた寺山修司の「家」とはなにか?

三上博史ライヴ「ロング・グッドバイ 寺山修司に捧ぐ」
2013年5月4日(土・祝) 14時から
会場 屋外多目的スペース(屋外無料/館内有料)
出演 三上博史(俳優)、エミ・エレオノーラ(ミュージシャン)
三上博史さんの透明感のある深い声、エミ・エレオノーラさんとぴったり息の合ったライブをお楽しみください。

寺山修司遊びの劇場「ムシムシコロコロ・パークJr.」
2013年5月3日(金・祝)、4日(土・祝)、5日(日・祝) 11時から15時まで
会場 屋外多目的スペース(屋外無料/館内有料)
遊びとアート、寺山修司からの影響のもと、創作活動を開始した simizzy が、こどもたちに仕掛けた楽しくも心優しい誘惑! 親子で木製の遊具を経験してください。

※ 荒天時の場合は館内での開催になり、その際は有料となりますので、あらかじめご了承ください。