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最新情報

映画公開50周年記念

特別企画展 2021 vol.2「書を捨てよ町へ出よう」
会期:2021年10月30日(土)〜2022年5月29日(日)

寺山の代表作のひとつ、映画「書を捨てよ町へ出よう」が公開されたのが1971年4月24日。今年で50年の節目である。撮影当時、22歳の青年だった「エイメイ」も古希を越えた。

寺山が遺した数々の惹句のなかでも、もっとも人口に膾炙(かいしゃ)した「書を捨てよ町へ出よう」。

この言葉をタイトルにもつ寺山作品は3つある。最初は1967年の評論集、翌年に舞台版初演、さらに翌年、1969年には約2ヶ月のロングラン公演が行われる。初期天井棧敷の転換点とも言えるこの作品は、時代性を色濃く反映し、そのエネルギーを取り込みながら膨張しつづけ、やがて、1971年の長編映画へと昇華していく。

もともとこの一節は、仏の作家、アンドレ・ジイドの『地の糧』(1897年)の序詞「ナタナエル」から引用されたものである。寺山はジイドの作品に、10代後半~20代前半の間に出会ったと思われ、「雑萃(ざっすい)」と名付けたアイディアノートにジイドの言葉を多数書き写している。そして、寺山の愛蔵書だった堀口大学訳『地の糧』(角川文庫 1953年)は、現在は当館に収められている

本展では、流れゆく時代感情を正確に切り取った「書を捨てよ町へ出よう」が象徴する寺山の表現哲学を、同名の評論集・舞台・映画それぞれの作品を追うことで明らかにしていきたい。

また、現代において一人歩きしている「書を捨てよ町へ出よう」というフレーズは、いまなお若者を煽動する旗印として使われる一方、寺山がこの言葉に託した真意が理解されているとは言い難い。しかし、寺山自身はたとえそれが誤読であっても、受け手がどのように作品を解釈し、考え行動するか、その作用をおもしろがっていた。 寺山が仕掛けた現象としての「書を捨てよ町へ出よう」がこれまでどのように社会で受容され、伝播してきたか。その全体像に迫る。

 

関連企画A~C *各回とも事前予約者優先
A. 映画「書を捨てよ町へ出よう」上映会
日時:2021年11月20日(土)17:00〜19:30
場所:寺山修司記念館内  定員:20名(事前予約制)
観覧料:500円
1971年/ATG/カラー/138分 ●サンレモ国際映画祭グランプリ
製作・脚本・監督:寺山修司  撮影:鋤田正義
音楽:下田逸郎/クニ河内/J・Aシーザー 他
出演:佐々木英明/平泉征(成)/斎藤正治/新高恵子/丸山(美輪)明宏

B. 詩人鼎談 ハイティーン詩人たちの「書を捨てよ町へ出よう」 寺山修司からココア共和国まで
   秋 亜綺羅 × 佐々木 貴子 × 佐々木 英明

日時:2022年3月26日(土)14:00〜16:00
場所:寺山修司記念館内  定員:20名(事前予約制)

C. 映画「書を捨てよ町へ出よう」スタッフ・出演者によるトークショー
   [美術]榎本 了壱 × [主演]佐々木 英明
日時:2022年4月24日(日)14:00〜16:00
場所:寺山修司記念館内  定員:20名(事前予約制)

【事前予約について】電話・FAX・メールのいずれかでお申し込みください。
TEL:0176-59-3434(開館日9:00~17:00)
FAX:0176-59-3440
メール:shuji.terayama.museum@gmail.com

申込事項:
①参加希望のイベントをアルファベット(A~C)で明記してください。
②参加者氏名(ふりがな)・年齢・住所・電話番号
③同伴者がいる場合は、同伴者の人数をお知らせください。
※展示・企画をご覧になる場合は、別途、入館料が必要です。
※17時より前に観覧をお済ませください。
※中学生以下のお子様は保護者の方とご参加ください。
※開催中止・変更がある場合は個別にご連絡します。

 


●休館日:10/4(月)、11(月)、18(月)、25(月)

●バス運行日:10/2(土)・3(日)、9 (土)・10(日)、16 (土)・17(日)、23 (土)・24(日)、30 (土)・31(日)

三沢市内観光バス「MISAWAぐるっとバス」(無料)
三沢駅・スカイプラザミサワ(中心市街地)・三沢空港等を経由します。

・バス時刻表

 
●入館
一   般    550円(常設展330円+企画展220円)
一般(20名以上) 440円(常設展220円+企画展220円)
高 大 生   110円
小 中 生    60円 ※土曜日は中学生以下無料

 

 

**企画展**

特別企画展 2021 vol.1

「ジャパン・アヴァンギャルド 〜アングラ演劇傑作ポスター展〜
会期:〜10月24日(日)まで

ポスターハリス・カンパニーの3万点以上所蔵する「現代演劇ポスターコレクション」から厳選された、1960年代のカウンターカルチャーの一翼を担った“ アングラ ”と呼ばれる小劇場演劇の傑作ポスター約100点を展示します。日本を代表する演劇の傑作ポスターが一同に公開される貴重な機会です。

【ギャラリートーク】 
企画展最終日10/24(日)11:00より、最後のギャラリートークを予定しております。
入館料が必要、予約不要です。
 

新型コロナウイルス感染症拡大の観点から、当館は9月1日(水)より9月30日(木)まで臨時休館しておりましたが、10月1日(金)より再開館いたします。引き続き、感染防止対策をしながら皆様のお越しをお待ちしております。

新型コロナウイルス感染症拡大の観点から、当館は1ヶ月間 臨時休館いたします。
今回の休館は、青森県知事メッセージの『全県をあげて、人の流れを抑制し、人同士の接触機会を減らす』ことを目的とし、ご利用者の安全を第一に考え、実施するものです。
皆様には、急なお知らせで大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何とぞご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

臨時休館: 2021年9月1日(水)~9月30日(木)

 

それに伴い、現在開催中の企画展「ジャパン・アヴァンギャルド – アングラ演劇傑作ポスター展は期間を延長します。

会期延長:  [変更前] 2021年9月26日(日)まで →  [変更後] 10月24日(日)まで

   *最終日に予定しておりましたギャラリートークは、こちらも10/24に日程変更します。

      詳しくは、企画展のお知らせをご確認ください。
      https://www.terayamaworld.com/museumnews/2021/04/01/691/

 

特別企画展 2021 vol.1

ジャパン・アヴァンギャルド  〜アングラ演劇傑作ポスター展

会期:2021年4月6日(火) ~ 9月26日(日) 10月24日(日)
*9月の臨時休館に伴い会期延長
(臨時休館のお知らせは こちら

会場:寺山修司記念館エキジビットホール

●入館料=一般個人550円(常設展330円+企画展220円)
     一般団体 440円(20名以上) 高大生110円
小中学生60円  ※土曜日は小中学生無料以下
●お問合せ=寺山修司記念館 tel.0176-59-3434
      青森県三沢市大字三沢字淋代平116-2955
 

日本随一の現代演劇ポスターコレクションを誇るポスターハリス・カンパニー。

その3万点超の所蔵品から厳選した、1960年代のカウンターカルチャーの一翼を担った

“ アングラ”と呼ばれる小劇場演劇の傑作ポスター約100点を展示します。

現代演劇の傑作ポスターが一同に公開される貴重な機会です。お楽しみに!

●ギャラリートーク  *予約不要 当日展示会場にお越しください。
   笹目浩之(ウルトラポスターハリスター/寺山修司記念館副館長)によるポスター解説です。
①4/17(土)  11:00〜12:00
②5/4 (火祝)15:30〜16:00 記念館フェス開催日
③6/19(土)  11:00〜12:00
④7/17(土)  11:00〜12:00
⑤8/21(土)  11:00〜12:00  中止
⑥9/26(日)  11:00〜12:00  中止
         10/24(日) 11:00~12:00  企画展最終日
※②のみ開催時間が異なります。  ※開催の中止・変更がある場合は記念館HPでお知らせします。
 
笹目 浩之 ささめ ひろゆき    1963年茨城県出身。(株)ポスターハリス・カンパニー代表取締役、(株)テラヤマ・ワールド代表取締役、三沢市寺山修司記念館副館長。1987年に株式会社ポスターハリス・カンパニー設立。飲食店を中心とした演劇、映画、美術展等のポスター配布媒体業務を確立する。90年より演劇・映画祭等・イベントの企画・宣伝・プロデュースも多数手がける。94年、現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクトを設立。60年代以降の舞台芸術系ポスターを収蔵し、各界の研究や演劇自身の活性化に役立てている。現在は株式会社テラヤマ・ワールドの代表取締役として寺山修司の著作権管理及び三沢市寺山修司記念館の指定管理者(2009年から)もつとめる。編著に『ジャパン・アヴァンギャルド-アングラ演劇傑作ポスター100』 (PARCO出版)。著書に『ポスターを貼って生きてきた。』(PARCO出版)、『寺山修司とポスター貼りと。』(角川文庫)ほか。